「うさぎスマッシュ展~世界に触れる方法(デザイン)」に行ってきました。
脳科学者の茂木健一郎氏が「行ってないひとは絶対。マジ、いい展覧会です。」とツイートしてたのを見て駆けつけました!
うさぎスマッシュは社会に対する人々の認識に変化をもたらすデザインを集めた展覧会。
見るだけじゃなくて経験を通していろんなことを考えさせられるんだけど、その体験がエンターテインメント性もあったりして楽しめるとこがすごい。
一番印象深かったのは、
「静かに転倒する世界」 Gently Inverted Worlds
徐々に狭くなる通路を進むと両側にはオイルが注がれていてそこに天井や壁が映り込みます。鏡じゃなくて液体だから深さに吸い込まれそうな感覚になるし、平衡感覚が狂って不思議な身体感覚に。
かなり並んで待ったけど体験できてよかった♡
わたし的に興味津々だったのが「においの再現」のお部屋。
東京のニオイ、恐怖のニオイ、公害のニオイ
東京の地図上に番号があって、その番号のついたビンにその場所のにおいが入ってます。
わかりやすいとこでいうと病院は消毒液のニオイでした。
地図上に東大があったんで、めっちゃかいでみたかったけどその番号のビンがなかった・・。残念。
今のと似てるけどこれはメキシコシティの公害のニオイを体験できる展示。
地図の上に公害のニオイのビンが並べられていて、その場所の汚染された空気を感じることができるんです。
ほんのわずかなニオイなはずなのに、ゲホッ!ってなったよ~(><)
そこに住んでいる人のことを考えると恐ろしくなります。
これに比べて意外とヤじゃなかったのが、恐怖を感じた時の人間のニオイ。
対人恐怖症の人を人ごみに連れてって出た冷や汗のニオイらしい。
壁をこするとにおうっていう昔流行った香りがするメモ帳みたいなしくみ。
恐る恐る・・くんくん・・
ちょっと意外な体験でした。
ほんとうにあったらびっくりだよ!なデザインもありました。
「気づかない注射」=遊んでるうちに水疱瘡に感染するくまちゃん(小さいころに感染してしまえば軽くて済む)
「動物に行かされる人間」=透析羊とか。
透析羊は、患者の血液から採取したDNAを使って遺伝子組み換え羊を作って、患者のDNAをもった羊の腎臓と夜の間チューブでつながり、透析をするっていうコンセプト。
羊は昼間の間、患者の家の裏庭で遊んだり食べたり飲んだりして毒素を排出する。
最近話題のスプツニ子さんの作品「月面のハイヒール跡」もビッグスクリーンの映像と実物デザインが一緒に見られるようになってました♡
ホント行ってよかった。
脳に刺激を受けられる「うさぎスマッシュ展」は19日までだから今週末がラストチャンスです。
会場は、東京都現代美術館です。
アートを見た後は、清澄白河の有名カフェ「sakura cafe」で不思議食感のロールケーキを食べて帰ってきました。
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