肌 たるみ しわ

オプティマルエイジングという考え方

オプティマルエイジング

アンチエイジング(老化に抗うケア)からエイジングケア(年齢に合わせたケア)の時代になってきました。健康面でも美容面でも加齢にはとにかく抵抗する、というのではなく、自然なエイジングを受け止めつつ、その中でいかに幸せに生きていくかという考え方が広まりつつあります。

そこで言われ始めているのがオプティマルエイジング。オプティマルは理想のという意味です。

アンチエイジングという考え方

これまで、エイジングケアを語る時に普通に使われてきたアンチエイジングという言葉。

アンチは、ネガティブな感情で反対するイメージのある言葉ですよね?アンチエイジングを日本語にすると抗加齢。加齢に抗うという意味で、加齢をよくないものと決めつけているイメージです。

エイジングに関するボルチモアの心理学研究では、加齢にネガティブなイメージを強く持っている高齢者は、認知症や循環器系の病気になりやすい傾向があったそうです。

年をとることへのネガティブなイメージが強いと、その思い自体が慢性的なストレスとなり、脳や身体に悪い影響が出てしまい、疾患につながっていくと考えられているそうです。

これからはオプティマルエイジング

反対に、ポジティブなイメージを持っていると、長生き、認知機能の向上、病気の予防などにつながっていることも明らかになっているとか。

個人の生活の質=QOL(Quality of Life)を高く保つためには加齢に過度のネガティブイメージを持たないようにしたほうがいいのです。加齢でさまざまな機能低下があったとしても、疾患をもっていたとしても、老化の速度をゆっくりにすることは可能です。

オプティマルエイジングでは、健康状態、人生の満足、人生の意味などを考えることが重要だそうです。

オプティマルエイジングとは、自分の人生をより最適なことにする選択、豊かな人生経験や知性に裏打ちされた理想の年の重ね方のことをいいます。

時代はアンチエイジングからオプティマルエイジングに変化しつつあるんです。

わたしも中年になってきてどんどん自身がなくなってるようなとこ、あります。日本って女性は若いことにすごく価値があるような風潮もありますし。

どうやってネガティブなイメージを取り払えばいいんだろう。最近読んだ本の中では、まず自分が老いに対してどんなジャッジをしているのかを自覚することから始めるといいと書いてありました。

老人を見て醜いと思ったり、若々しい人を見て自分がみじめに思えたりしたら、それをしっかり自覚すること。考え方を変えていくにはここからなんですね。

オプティマルエイジング、わたしも理想の年の重ね方をしていきたいです。