抜け毛・白髪 対策

水は髪に本当にダメージを与えているの?専門家の意見

髪
水によるダメージから髪を守るというシャンプーのCMでは、水の中の「銅イオン」が紫外線を受けると髪のタンパク質を損傷する可能性があるということ。
「水」は「髪にとって悪いモノ」じゃない!? 毛髪の専門家に直接聞いたという記事によると、水の中の金属成分が髪にダメージを与えうるのかという意味では、髪に与える影響はゼロではないが、それが髪のダメージの主要因という言い方は心配が残ると語っています。


水道水の中に含まれる成分のうち、ナトリウムや塩素は200ppm
マグネシウムやカリウムが300ppm
それに対して銅は1ppm以下
金属成分のうち銅だけが他の金属と比べてダメージが大きいかどうか違いを見分けることは難しいそう。
シャンプーサイトを見ても銅イオンで傷んでいく髪のイメージという図しかありません。
「水の中の金属成分」が毛髪に直接的なダメージを与えるという化粧品工業会や化粧品学会での発表や論文は見つけられなかったので、“話題作り”という側面が大きいかもしれません。
話題作りの側面が大きいというのが納得ですね。

髪のダメージ原因は?

では、本当に髪のダメージの原因となるのはどんなものなのでしょうか?
パーマ・カラーリング・ヘアダイ
これは薬品を髪に使用するのですから髪を傷める要素の代表と言えます。
紫外線
肌については語られることが多い紫外線ですが、もちろん髪にもダメージを与えます。
地肌への影響も考えたほうがいい。
乾燥(静電気)
特に冬の乾燥は危険が大きい。
乾燥のために静電気が発生して毛根にまで伝わると、アンペアは少ないものの5000ボルト、1万ボルトという電流が生じるそう。そうすると毛の成長が阻害される。
ムダ毛の脱毛方法にも毛をつまんで電流を流すタイプのものがありますね。
髪の毛を減らしたくなければ静電気は避けたほうがよさそう。
ここまでは参考にした記事にもあったのですが、さらに加えたいものが3つ。
シリコン剤
近年、髪や地肌によくないといわれているシリコン剤。毛穴や髪を覆ってしまうため、しっかり落とせないとダメージの原因になるというもの。
わたしもノンシリコン派です。
合成洗浄剤
合成洗浄剤(合成界面活性剤)の成分は食器洗い洗剤と同じです。
市販のほとんどのシャンプーはこの成分を使っています。成分表を見て○○硫酸Naなど「硫酸」を含む成分があればそれです。
主婦たちの手をガッサガサにしてしまう食器洗いの洗剤と同じものでわたしたちは髪を洗っているんです。
アミノ酸系の洗浄剤なら洗いすぎを防げます。
摩擦
ゴシゴシ洗う頭皮への強い摩擦はダメージのもと。生えたばかりのうぶ毛は抜けてしまうこともあるとか。
また、タオルでゴシゴシ拭くのは髪へのダメージのもと。洗った後の水分は髪をタオルではさんでそっとふき取りましょう。
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> シャンプーはノンシリコンってだけじゃダメなのね 合成洗浄剤についてもう少し詳しく書いた記事です。
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