シワを改善する有効成分ニールワンの化粧品をご紹介します。
現在厚生労働省から医薬部外品シワ改善有効成分として承認されている3つの成分のひとつ、ニールワンの化粧品をご紹介します。
ニールワンは2016年に日本で初めてシワを改善する効果が承認された医薬部外品の有効成分です。開発したポーラの独自成分のため、化粧品としてはリンクルショット メディカルセラムだけとなっています。
シワを改善するニールワン
めちゃ長い成分名
ニールワンの正式な成分名は、
三フッ化イソプロピルオキソプロピルアミノカルボニルピロリジンカルボニルメチルプロピル網のカルボニルベンゾイルアミノ酢酸Na
長いっ！
そして、ニールワン＝NEI-L1
これは、Neutrophil（好中球）、Elastase（エラスターゼ）、Inhibitor（阻害剤）、License （ライセンス）、1（第一号）の頭文字をとったものです。
シワを改善するメカニズム
ニールワンを開発したポーラ化成工業の資料によりますと、シワを改善するメカニズムは以下のように説明されています。
真皮で炎症がおこると、リンパ球の一種である好中球が寄り集まり、好中球エラスターゼという酵素を過剰に分泌します。この酵素の働きにより、コラーゲン、エラスチンなどの細胞外マトリクス成分は分解され、減少します。そのため、シワの悪化を防ぎ、改善の方向に導くためには、細胞外マトリクスの分解を抑制する、すなわち分解の原因となる好中球エラスターゼの働きを阻害することが重要と考えました。
http://www.pola-rm.co.jp/pdf/release_20160714.pdf
肌の内部、真皮での炎症は紫外線や乾燥などにより引き起こされています。炎症が起きると治すために酵素が分泌されるのですが、過剰に分泌されると自分自身の大事な肌細胞を分解しちゃうのです。
さらに表情筋によって肌が折りたたまれるのが繰り返されて深いシワになっていくのだそうです。
これを防いでくれるのがニールワンです。
ニールワンの効果
ニールワンの効果は前出のポーラ化成工業の資料にあります。日本人女性68名が1日2回、12週間、目じりに使い続けたところ、目視評価で有意な改善があったそうです。
商品ページで、顔の半分だけに使い続けた開発者の男性の写真を見たところ、だんぜん効果がはっきりわかるのは、ほうれい線！塗っている側だけ、ほうれい線がぜんぜんない。すごい！
↓ぜひ見てみてください↓
【ポーラ】リンクルショット
ニールワンは肌の奥にあるコラーゲンやエラスチンを守ってくれる成分です。しわだけじゃなくてたるみにもよさそうですね～。
ニールワンの化粧品
有効成分としてニールワンが一定の濃度で配合されている医薬部外品（薬用）は現在1つだけです。
リンクルショット メディカルセラム
リンクルショットメディカルセラムは、ニールワンを有効成分として配合し、シワを改善する薬用美容液として日本で初めて登場した化粧品です。
リンクルショットメディカルセラムは2017年1月の発売以来、2019年3月31日までに累計約184万個、約245億円の売上を記録した大ヒット化粧品です。
2020年に登場したシリーズ第2弾、リンクルショット ジオセラム。こちらは、表情圧に注目した美容液です。ジオセラムも医薬部外品ですが、有効成分は、ニールワンではなくグリチルリチン酸2Kです。
リンクルショットはこちらからどうぞ
