みなさん、ボケたくないですよね?2019年11月、北海道大学からコンニャクのセラミドに認知症予防改善効果があることが発表されたんです。脳内に貯まる原因物質アミロイドベータタンパクが減るそうです。すごい発見ですよね!
コンニャクのセラミドは、お肌の保湿機能・バリア機能をアップしてくれます。だから美容面でもとても優秀な食材です。
さらに、食物繊維が豊富でカロリーが低いので、ダイエットにいい食べ物として、蒟蒻はもう定番ですよね。
こりゃあもう食べない手はありません!アルツハイマー型認知症、美肌、ダイエット、それぞれにどういいのか、深堀りしてみました。
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こんにゃくのアルツハイマー型認知症の予防・改善効果
2019年11月14日、北海道大学の研究グループが発表した論文によると、こんにゃくに含まれるグルコシルセラミドがアルツハイマー病の原因物質を減少させたそうです。
Plant sphingolipids promote extracellular vesicle release and alleviate amyloid-β pathologies in a mouse model of Alzheimer’s disease
テレビなどでも最近は話題になるのでご存じの方もいるかと思いますが、アルツハイマー性認知症の原因は、脳のゴミとも呼ばれる「アミロイドβ(アミロイドベータ)」というタンパク質が脳内に過剰に増えることと考えられています。
脳のゴミ「アミロイドβタンパク質」がたまり始めてから認知症が発症するまでは25年ほどと言われています。そのため40代くらいから認知症の予防を考えた生活を心がけるといいそうです。
これまでは、アミロイドβを脳から排出するには、睡眠をしっかりとることや有酸素運動によってアミロイドβを分解する酵素を増やすことなどが言われてきました。食べ物での予防・改善については血管にいい食べ物を食べ、血管に悪い食べ物を食べないというようなやや漠然としたものでした。そこに、今回の論文発表です。植物性セラミドがアミロイドβを減らしたんです。
前出、北海道大学のマウスを使用した研究では、こんにゃく芋から抽出したセラミド成分を食べさせたマウスは、2週間後の調査で脳内(大脳皮質や海馬など)のアミロイドβが減少し、Y迷路学習課題では認知が改善されていたそうです。
マウス実験なので、人間への効果やどのくらい量食べればいいのかはこれからのさらなる研究に期待です。
こんにゃく、食べたくなってきましたね。
こんにゃくの肌への効果
こんにゃくには植物性のグルコシルセラミドが豊富に含まれています。
セラミドはわたしたちのお肌に存在する成分でもあります。セラミドは皮膚の細胞間にあり、水との結合力が強いため肌から水分が蒸発するのを防ぎ、肌の保湿機能やバリア機能を高めてくれるのです。セラミドの減少は、肌荒れ、乾燥肌やアトピーの原因のひとつでもあります。
肌のバリア機能をしっかり働かせるためには1日1,800マイクログラムのグルコシルセラミドが必要だそうです。生芋こんにゃくなら100gに600マイクログラムのセラミドが含まれています。
美肌を実感するためには、1週間に300g程度の生芋こんにゃくを食べるといいそうですよ。
スーパーなどで売られているこんにゃくのほとんどは生芋コンニャク(生芋をすりおろして皮ごと使用して作ったこんにゃく)ではなく、こんにゃく粉を使用したものです。こんにゃく粉を使用した商品ではセラミドを十分にとることができないので注意が必要です。「セラミドをとるなら生芋こんにゃく」と覚えておきましょう。
毎日こんにゃくを食べられない人のために、こんにゃくセラミドを1日に必要な量飲めるようにしたサプリも発売されています。
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すべすべになるみたいですよー。
こんにゃくはダイエットにも最適
こんにゃくダイエットはもうずっと昔からありますし、スーパーでお手頃価格で買えることもあり、挑戦したことがある人も多いのでは?
わたしもやったことあります。こんにゃくは保水機能が高いので、食べた日や翌日はちょっと体重が重くなっちゃうんですよね。太ったわけじゃないのに何だかすぐには実感がわかないダイエットだったなぁというのを覚えています。こんにゃくが排出されると体重も減ったんですけどね。
こんにゃくのダイエット効果を支えているのはセラミドではなくマンナン=食物繊維です。整腸効果・便秘解消効果があり、腸をきれいにしてくれることで代謝アップになって、体重減少につながっています。また、食べごたえがわりとあるのにカロリーがほとんどない(板コンニャク1枚はたったの5kcal)ため、料理をかさ増しして食べる量を自然に減らすのにも役立ちます。
こんにゃくダイエットのやり方は主に2つ。
「食事の前にこんにゃくを200g食べてお水をしっかり飲む」
もうひとつは
「3食のうち1食をこんにゃくがメインの食事にする」
というものです。
食前にこんにゃくを食べるダイエットは、先に食べておくことで満腹感を作ることと、食物繊維を先に摂ることで、糖質の吸収をゆっくりにするという効果があります。
3食のうち1食をコンニャクメインにすると、カロリーオフと糖質オフができます。おかずにコンニャクを使うといつもよりたっぷり食べてもカロリーがかさみません。
また、粒コンニャクをご飯に混ぜたり、ラーメンやパスタをこんにゃく麺にしたりして主食にコンニャクを使うのもおすすめです。太る原因となる糖質量を少なくできます。
麺類を完全にこんにゃく麺にすると食べごたえに満足できないという人は、半分をこんにゃく麺にするだけでもダイエット効果があります。
生芋コンニャクをチョイスしよう!!
今回この記事を書きながら、ボケ防止、美肌、ダイエットのために、こんにゃくをもっと活用したくなりました!
そこで注意したいのがコンニャクの種類です。こんにゃくの肌への効果のところでも書いていますが、こんにゃく粉をつかったこんにゃくではなく、生芋こんにゃくをおすすめします。
こんにゃく粉は皮を取り除いているため、セラミドの含有量はぐっと減ります。なまいもこんにゃくは皮ごとすりおろしているためセラミド量が多いのです。そんなに値段には差がないですから、パッケージに生芋こんにゃくと書いてあるものを買いましょう。パッケージ裏を見てもこんにゃく粉かこんにゃく芋が原料になっているかで判断できます。
こんにゃく専門店のは味や食感が違って、市販のこんにゃくに戻れなくなるおそれあり。
【下仁田産生芋100%の手作り生芋こんにゃく】生芋蒟蒻10丁 価格:2,473円 |
中年になってボケるのが怖いなぁと思っているわたしです。セラミドが脳にもいいならぜひコンニャクを積極的に食べたいです。こんなに簡単な認知症予防法があるってうれしい。
早速、上の写真の生芋こんにゃくを買ってきました。甘辛く炒り煮にして毎日のお弁当に入れたり、田楽にして食べていこうかなと思ってます。夜中についお菓子を食べちゃうのがやめられなくて悩んでるので、せめてこんにゃくの田楽に替えてみようかな。
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