コラーゲン繊維が太くしっかりすれば、タルミのない、ハリや弾力のある肌になります。
資生堂さんが、D-アミノ酸の一種であるD-アスパラギン酸がコラーゲン繊維をしっかりとした繊維束に導くことを発見しました。
「世界初、D-アスパラギン酸にコラーゲン線維束形成を促進する効果を発見 コラーゲン線維を太くしっかりした束へ導くことにより、ハリ・弾力のある肌を実現」というリリースが出ています。(出典:PRTIMES)
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D-アスパラギン酸を添加した線維芽細胞を観察して発見したそうです。
左の無添加のものに比べて、真ん中のD-アスパラギン酸を添加したものは繊維が太くなっているのがわかります。
「若々しい肌のハリ・弾力の土台とも言える真皮(Ⅰ型)コラーゲンは、加齢に伴って減少するだけでなく、コラーゲン線維束の密度も低くなっていきます。今回の知見から、D-アスパラギン酸がコラーゲンを太くしっかりした線維束へと育むことがわかりました。」
この実験は、肌に塗るイメージじゃなくて、真皮にあるコラーゲン繊維にD-アスパラギン酸を直接添加したイメージです。
表面の肌からコラーゲン繊維までどうやって届けるのか、資生堂さんにはぜひ頑張って開発していただきたいです。
調べてみると、このD-アミノ酸であるD-アスパラギン酸は、飲んでも肌まで届きそうです。
スキンケア商品としてはまだ先のことになりそうですから、今すぐにでもできることがあるならやりたいですよね。
資生堂さんは世界に先駆けてD-アミノ酸分野の研究に取り組んできました。
研究開発グループのホームページには「飲むと、肌まで届く。D-アミノ酸」という興味深い記事があります。D-アスパラギン酸に関する資料です。
そこにありましたよ、どんな食品を摂ればいいのかっていうこと。
「D-アスパラギン酸はチーズや黒酢などの発酵食品に含まれていますが、中でも特定の醸造方法(カメ壷仕込みの自然の力を利用した発酵・熟成方法)でつくられた玄米黒酢の中に多く存在しました。」
D-アミノ酸を含む美容ドリンクを飲んで唇の乾燥、目の周りのしわ、肌のつやなどが改善したという研究データも掲載されています。
カメ壷仕込みの黒酢って名前からして効きそうですね。
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