シワを改善する純粋レチノールの化粧品　レチノールとの違いって？

シワを改善する有効成分として承認されている純粋レチノール。純粋レチノールとレチノールの違いは何だろう？トレチノインとの違いは何だろう？と調べてみました。

純粋レチノール配合の化粧品もご紹介します。

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純粋レチノールとレチノール

結論から言うと、純粋レチノールとレチノールは同じものです。脂溶性のピュアレチノールのことを言います。レチノールには誘導体もあり、それらと区別するために通常は「ピュア」レチノールと呼ばれますが、これを日本語にして「純粋」レチノールとしたようです。

ちなみにレチノールとは、ビタミンAの一種です。

薬用の有効成分純粋レチノールは、表皮の角化細胞でヒアルロン酸の産生を促進します。表皮各層内の水分量が増加し、ごわついて硬かった肌の柔軟性が向上してしわが改善します。

レチノールには角質の代謝を促す働きもあります。肌のターンオーバーが活性化することは、しわやたるみの改善につながります。

純粋レチノールは化粧品に配合できますが、トレチノイン（レチノイン酸）は医薬品にしか配合できません。トレチノインの肌への効果は高く、ターンオーバーの活性も高くなります。ただ、効果が高い分、皮膚への刺激も強くなります。赤みやかゆみなどが出る場合もあり、医療用でのみ使用できるようになっています。

化粧品に配合されている成分名を見ると、パルチミン酸レチノールや酢酸レチノールがあります。これらは、レチノール誘導体と呼ばれるもので、純粋レチノールとは別のものです。

劣化しやすいピュアレチノールにパルチミン酸や酢酸を結合させることで安定化したものです。化粧品によく配合されています。純粋レチノールに比べ効果は緩やかになります。

肌への効果が高いレチノイン酸（トレチノイン）にビタミンE誘導体を結合させて肌への刺激を軽減したものです。化粧品に配合できる成分です。

レチノールは熱、光、酸素(空気)に弱く、劣化しやすい成分です。また、肌への刺激が比較的強い成分でもあります。使用する際にはいくつか注意点があります。

レチノール配合の化粧品を購入する際には、容器が光や酸素を通しにくい形状や素材であるかを確認しましょう。純粋レチノール（ピュアレチノール）配合で透明容器とかはありえません。

酸素に弱いので使用開始したら早めに使い切るようにし、高温になる場所や日向に置かないようにしましょう。

紫外線によってレチノールは壊れてしまうそうです。それは肌に塗ってからも同様です。レチノール化粧品を使い始めたら紫外線対策は必須です。夜のお手入れだけに使うほうがいいかもしれませんね。

純粋レチノールは医薬部外品の有効成分として化粧品に使用できますが、やや刺激が強い、攻めの美容成分です。化粧品の用量を守り、いきなりたっぷりつけないほうがよさそうです。使用しながら自分のお肌と相談しつつ使っていきましょう。

赤みやかゆみ、ピリピリなどの刺激（レチノイド反応といいます）が出たら、使用する量や頻度を調整しましょう。あるいは使用を控えるようにしましょう。

シワを改善する有効成分として純粋レチノールを配合した医薬部外品のクリームです。光も酸素も通さない容器でレチノールの劣化を防いでいます。
肌にハリを与えて保つ、コラーゲンGL配合（水溶性コラーゲン、グリセリン：保湿）

2019年のベストコスメアワードクリーム・アイクリーム部門第1位、2020年上半期ベストコスメランキングクリーム部門第1位獲得

シワを改善する有効成分として純粋レチノール、美白の有効成分としてm-トラネキサム酸をWで配合した医薬部外品クリームです。目元、口もとのしみ、しわにアプローチできます。