健康

肩こり・仕事疲れも解消する首のケア方法

16号整形外科院長 山田朱織氏によれば、生活習慣による首への負担が原因で、ひどい肩こりや腰痛などの不調を訴える患者さんが多くいるそうです。
ネックササイズ

首にかかる負担は20kg!

わたしは頬杖をつく癖があって、よくないと思ってやらないようにしようと思うのに、気づくと机に肘をついて頭を手で支えてる。頭が重く感じるからこそやってしまうのが頬杖です。
首が支えているわたしたちの頭は結構重い。
人間の頭は、男性で5~7kg、女性で4~6kgほどの重さがあります。
頭が体の中心軸から7cmくらいずれると、首にかかる負担はその3倍=20kgにもなるのだとか。
首に負担のかかる生活習慣は、神経が集まる首への負担となり、首こり・肩こりや頭痛、不眠など様々な不調の元に。

首に負担がかかる生活習慣

たとえば朝、わたしはまず寝たまま伸びをして、それから腹筋を使ってえいっと布団から起き上がるのですが、これ2つともNGだそうです。
この時、よく脚がつるのですが、そうなるって書いてありました。
朝は、まず左右に軽く寝返りをうって、横向きからゆっくり起き上がるのが正解。
ちなみに、起きたら骨盤を整える体操をするといいそうなんですが、骨盤ダイエットですね。
早速今朝から骨盤ベルトを着けて骨盤体操をしています。
こりもとれて、痩せられたらかなり嬉しいです。
靴下を立ってはくのもNGで、椅子に座ってはくのが正解です。
こんな感じで、何気なく毎日している習慣がいろいろNGだったりするんです。
仕事中PCのモニターを背中を丸めて覗き込む姿勢も、お尻を椅子の前のほうにずらして腰が丸くなってる座り方も首に負担がかかっています。
深く腰掛けて背筋を伸ばして座り、体の中心線上に頭がくるのが正しい姿勢です。
本にあるように実際にやってみると姿勢が安定して疲れにくく感じます。
いつもはどんどんお尻がずるずると前にずれてだらしない格好になってしまうのですが、きりっとしていられます。

首まくら

気を付けることが多くてたいへんな気もしますが、「首まくら」を使うと、正しい姿勢に保つのをサポートしてくれます。
フェイスタオルを折りたたんで首にくるっと巻いて端を下から差し込むだけの簡単なものです。
首まくら
これを巻いてみてわかったのが、わたしはいつも少しアゴを引いてうつむき気味で、頭が少し前に出ているということ。
最近首のタルミが気になっていたのですが、悪い姿勢が原因かもしれないと思いました。
しばらく首まくらをつけて過ごした後、はずしてみると首たるみが解消されて、心なしか首が細く長くなったように感じます。首まくら、美容にもかなりイイと予感しました。
首まくらは、飛行機での移動などの時にも首の負担を軽減してくれるそうです。

睡眠時の姿勢が最も大切

そして何より大事なのは、睡眠中の正しい姿勢。
寝ているときは自分で姿勢を正しくすることを意識できない為、悪い姿勢を長時間続けて神経を圧迫し続けてしまうからです。
この本の著者 山田朱織氏は、最近テレビなどでもよく紹介されている「枕外来」の先生です。
この枕外来でも提唱している玄関マット枕の作り方がこの本に詳しく載っています。
玄関マットとタオルケットで自分の体に合った高さの枕をつくることができます。
この枕を使い続けることで、不眠、頭痛、肩こりが改善するほか、疲労回復の効果も得られるそうです。
寝ても寝ても疲れがとれない、朝、肩や首がこっている、という方はぜひお試し下さい。