酸化と糖化。今後防いでいきたい、老化と病気を加速する2つのことについて。
「酸化」は老化の元凶だし、病気の80%くらいは酸化が原因だっていわれています。
これまでは、活性酸素による酸化さえ防いでいればいいと思って、UV対策をしたりポリフェノールを摂ったりしてました。でも、足りなかった。
老化を加速し、寿命を縮める「糖化」も防がないといけないんです。
酸化とは
酸化は物質と酸素が結合した状態です。その元凶となるのが活性酸素。フリーラジカルとも言います。健康な細胞を傷つけて炎症を起こさせる悪玉酸素です。
様々な要因によって体内の細胞が酸化します。呼吸で取り入れる酸素のうち2%ほどは活性酸素になると考えられています。
また、老化の最大の原因は紫外線。太陽光にあたるだけでも活性酸素が発生して老化がすすみます。
そのほか、ストレス、食べすぎ、飲みすぎ、睡眠不足、農薬や食品添加物、喫煙、水道の塩素など、さまざまなことをきっかけに体内では酸化がすすみます。
活性酸素は健康な細胞を傷つけ、老化や病気の原因となります。お肌の細胞が傷つけられることでしわやたるみの原因にもなります。
糖化とは
糖化とは、字を見てわかる通り糖質が関係しています。体内で余った糖がたんぱく質と結合してAGEという物質を作ります。AGEは終末糖化産物のこと。
余った糖が健康なたんぱく質にとりついてAGEとなり機能を低下させるのです。
わたしたちの体はたんぱく質でできていますから、糖化は全身の機能を低下させる原因になります。
特にコラーゲンにAGEが溜まりやすいことがわかっています。
お肌や血管、骨にはコラーゲン繊維が多く存在するので、糖化の悪影響を受けやすいそうです。
さらに、目や脳もAGEが溜まりやすく糖化の悪影響を受けやすい部分です。
糖尿病の人が認知症になりやすかったり、合併症が起きたりするのは糖化が関係していると考えられています。
抜け毛やキューティクルのつやがなくなること、加齢黄斑変性症、骨粗しょう症や骨量減少、筋力低下なども糖化の影響を受けているそうです。
糖化(AGE)の影響についてはまだわかっていないことも多いので、今後、あれもこれも糖化が原因かよっ!な事実がたくさん出てきそう。
酸化と糖化が原因で老化が加速。病気にもなる。
活性酸素(フリーラジカル)による酸化で細胞がきずつけられ、糖化によって悪玉たんぱく質ができて機能が低下する。
酸化と糖化が相互に作用して老化と病気を加速しちゃうのです。ああ、恐ろしい~。
酸化と糖化の両方が原因の病気や老化現象はたとえば、以下のようなものがあります。
- 肌の老化(しわ・たるみ)
- アルツハイマー型認知症
- メタボリックシンドローム
- 白内障
- 糖尿病
- 動脈硬化
- 心筋梗塞
- がん
健康に暮らしたいなら酸化と糖化を防ぐに越したことはなさそうですね。
わたしにとって甘いお菓子を減らすのが何より悲しいです。できるかなぁ。
糖化は体内で余った糖が原因。血糖値を大きく上げないことが重要です。糖対策はわたしにとってハードルが高いですが少しずつやっていかねば。。。